5/13(土)の夜は読書会でした。

5月の掌編小説は、白水社『人類対自然』ダイアン・クック著、壁谷さくら訳より「漂流物」
自由奔放に生きている若い女性の洗い上がった洗濯物の中に、なぜか知らない名前のついた洗濯物が混じっている。ファンタジーでもなくホラーでもない話。
前半は、自分の部屋に異物(自分が持ち込んだモノでないモノ)があることの怖さやあっても怖くないなど、その入り込んだ洗濯物の話に終始しました。
後半、徐々に人として女性の生き方へと話は進んでいき、なるほどだから本のタイトルは『人類対自然』なのね、と思い至り、着地した感じ。

いつもに増して雑談が多く雑談のなかから出てくる小さなキラリと光るものをキャッチする感覚を大事にしたいと思う土曜の夜でした。

読書会ふしぎらは、どなたでも参加できます。手ぶらで参加して司会者の持ってきた掌編小説を一緒に読んで感想を言い合うスタイル。感想を聞いているだけでもかまいません。

次回読書会は6/10(土)19~22
司会:古味祥吾
参加費:500円
申込、問合はchidokusho11@gmail.com