palmbooks

2月10日土曜日、「読書会ふしぎら」を開催しました。

今月の掌編小説はpalmbooksのアンソロジー「palmstoriesあなた」より大崎清夏 の「眼鏡のバレリーナのために」



心の声なのか、独り言なのか、SNSへの投稿のような主人公のつぶやきで小説は進んでいきます。
すべては主人公からみたお話で、本当はどうなのかは読み手が考えるしかない。
最後の「あたしたちは、さびしいね」はいったいどういう意味なのか、そしてタイトルの「眼鏡のバレリーナのために」のためには、いったいどういう意味なのか。おかげでなのか、純粋にあなたのためにといった意味なのか、せいでというような意味なのか。
語り尽くせず、「このテーマは話せなかったね」と最後に言う場面もあるくらいあっというまに時間のたった読書会でした。

palmbooksは、今回始めて知った出版社なのですが、この「palmstoriesあなた」が2冊目とのこと。
手のひらを名前に持つ出版社のことも楽しみな読書会になりました。

次回は3/9(土)19~22
場所:spaceえんがわinn
参加費:500円
司会:山口峻之介
問合せ、 申込はchidokusho11@gmail.com上神まで

雨のそぼふる寒い日も

2/4日曜日、雨のそぼふる寒い日に「心遊ばせる文章教室心遊目想」を開催しました。
少々年齢高めのメンバーで開催していますので、寒い朝に「寒すぎていけないわ」‥と連絡が入り、人数少なめでの開催となりました

それぞれの文章を読んで、互いに感想を言い合った後、文章やお天気から心を遊ばせて、話が広がり時間いっぱいに、話が繋がりました。

さて、次回は3/3日曜日、桃の節句に開催です。
9:30スタート11:30位まで
講師:川崎少百合(脚本家
)参加費:1500円
自分の書いた文章を持ちより、その場で自分で読みます。
創作、エッセイ、散文、詩などなんでもOKです。

問合せ、お申し込みはchidokusho11@gmail.com上神(ウエガミ)まで

日本民話を人形劇と朗読で

【第55回 朗読と本のサロン】1月21日終了いたしました。

前回に引き続き雨のスタートでしたが、ご予約いただいた方全員いらしてくださいました。ありがとうございました。

今回は冒頭に、昨年末亡くなられたスペースえんがわinnのオーナー様を偲んで、私なりのオーナー様のイメージ湧く作品を朗読させていただきました。とても温かいおじいちゃんでした。ご冥福をお祈りいたします。

その他の2作は、名作名場面。ゲストさん方には日本民話を人形劇と朗読で楽しませていただきました。一度でもお客様としてご参加いただき、この会の様子を見ていただいた方でしたら、ゲストさんとして朗読していただけます。朗読初挑戦という方でも、練習のお付き合いもいたします。
聴いていただくのは勿論ですが、朗読者としてもご参加お待ちしております。

次回4月21日(日)13:30〜15:30
参加費  500円(高校生以下無料)ハーブティー、ミニお菓子付き
予約・問い合わせ先090-4075-4407(齊藤)
お早めのご予約お願いたします

ウィークエンドシャッフル

読書会ふしぎらです。ぼたん雪が降った1月13日土曜日、新年初めての読書会を開催しました。

角川文庫『ウィークエンドシャッフル』筒井康隆著より、「碧い底」


寒いせいか参加者少なめで、「なんかよくあるパターン」とか「犬の五郎がしゃべっているのが気になる」とか、表面的なことに終始していて、そんなに面白いのか?筒井康隆ってそうでもないかな、などと油断していました。
終盤、以前はレギュラーで司会をしていたKさんが「そんな感想が出てくるようではこの小説の意味はわからない」と発言。Kさんの発言からはっとして、読み直すと、全く別の世界が広がり、小説にかかれた恐怖の世界にひき擦りこまれました。恐るべし筒井康隆。さすがの日本三大SF作家です。

ということで、次回は2月10日土曜日19~22時
参加費:500円 手ぶらで参加できます。

問合せ、申込はchidokusho11@gmail.com

今年初めての文章教室

心遊ばせる文章教室心遊目想です。

今年初めての文章教室。去年までは第3水曜日に開催していたので、新年早々の開催は初めての経験です。
キーンとした清々しく静かな空気のなかで、文章を読む声が広がります。

集まった文章は、
「ミーナはいつも②」
「朝子さんちの出窓、その後」
「いちばんのライバル」

時間に余裕があったので、先生空の提案でお一人の文章を公開添削しました。
(*-ω-)なるほど、こうすればこんな風に変わるのか、こうすればもっとわかりやすい。

さらっと聞いていたけど、最初の文章では作者の意図とは違って伝わってしまうなど、いろいろな発見がありました。
次回の文章教室は2月4日日曜日9:30~11:30
講師:川崎少百合
参加費:1500円

自分が書いた文章を持ちよって、その場で自分が読んで感想を言い合います。
先生が持ち帰り最低限の添削をしてお返しします。

申込、問合せはchidokusho11@gmail.com

2024年1月21日 朗読と本のサロン

【第55回 朗読と本のサロン】
2024年1月21日(日)13時30分〜15時30分頃

参加費:500円(高校生以下無料)ハーブティー&ミニお菓子付

サロンまであと一ヶ月たなりましたのでお知らせいたします。
〝作品紹介  チラッと!”
1そこにいるだけで、周りの人達を暖かい優しい気持ちにさせる老人の話。
2あの昭和のアイドルが主人公を演じた映画の名場面を原作の美しい文体でお聴きください。ここからは、冬真っ只中に相応しい作品です。
3ゲスト朗読は、懐かしい日本民話を人形と朗読で。
4比較的新しい作品なのに最早「名作」になっている雪中のあの話。

こんなラインナップでお届けします。
お気軽にお越しください。ただ、準備がありますのでお早めのご予約をお願いいたします。

主催・朗読
齊藤雅美:予約連絡先 090-4075-4407

今年、最後の読書会

読書会ふしぎらです。12/9(土)は今年、最後の読書会でした。

司会の中川さんが用意したのは、意表をついて江戸川乱歩「押絵と旅する男」(新潮文庫『江戸川乱歩名作選』より)

押絵がなんだかわからなかった私ですが、他の参加者はみなわかっていました。
厚紙に布を貼って造形するもので、立体的な絵で羽子板で人物を造形するものです。
その押絵と旅する男に会う私の話です。
夢かうつつかの幻想的な世界に、古びた双眼鏡と黒繻子の風呂敷に包まれた押絵の 仕掛け。八百屋お七、浅草凌雲郭、生きている押絵…自分だけでない、角度、視点、そして自分の認識のずれのようなもの。なにが本当かわからないまま、押絵と旅する男は去って行き、今年の読書会も去って行ったのでした。

12月ということで、私の用意したおやつはシュトーレン。他に2つのシュトーレンの差し入れがあり、シュトーレン食べ比べ読会も休憩中に開催。どれもそれぞれにおいしかった。

ということで、次回は来年です。
初めての方も歓迎です。

1/13(土)19~22Spaceえんがわinnにて
参加費:500円
司会の用意した掌編小説をその場で読んでその場で感想を言い合う形をとっています。
手ぶらで参加できます。

問合せ、申込chidokusho11@gmail.com上神(うえがみ)まで

文章教室の風景

ぽかぽか陽気の11月の日曜日
心遊ばせる文章教室心遊目想を開催しました。

今朝の文章は5つ「朝子さんちの出窓 その5」「ビデバオ」「北国奇譚遠野」「カッチャンはできるよ、の声が聞こえる」「散文より小編」

文章教室前の少しの時間で、おいしい食べ物の話で盛り上がり、これも教室の楽しみのひとつ。
秋田土産のもろこしと川崎工場巡りみやげの豆菓子、鎌倉土産の鳩サブレを楽しみながらの教室となりました。

先生の提案で、構成をかえての文章も1編。
なにかこうめくるめくような文章に生まれ変わり、こんな風にかえることもできると、おもしろい学びとなりました。

次回文章教室は12/3(土)9:30~11:00
講師:川崎少百合(脚本家)
参加費:1500円

自分で作った文章を持ちより、自分で読み上げる形式。
講師が最低限の添削をしてお返しします。

問合せ、申込はchidokusho11@gmail.com上神(ウエガミ)まで

【朗読と本のサロン】の風景

【朗読と本のサロン】10月15日終了いたしました。
この日だけ雨と風、ということでお客様もいらしてくださる時は大変でしたが、帰りには雨も上がりました。

山本文緒さんの作品朗読前に彼女の生涯やそれまでの作品の話をさせていただきたした。
皆様それぞれの思いを待って聴いてくださったようです。若い時の作品「ニワトリ」を読むと笑いがおきました。



こんなふうに、朗読だけをお贈りするだけでなく、作家の話をさせていただいて本の紹介をさせていただくこともあります。
ハーブティーやお菓子をたべながらゆっくりとした時間を過ごしていただきたく思っています。

次回は2024年1月21日(日)13:30〜15:30
資料代  ¥500-(高校生以下無料)
問合せ、予約先090-4075-4407(齊藤)

お早めのご予約お願いいたします。

主催と朗読  齊藤雅美

読書会 次回は11月11日です

読書会ふしぎらです。
10月14日土曜日、読書会を開催しました。

今回の掌編小説は、『マンスフィールド短編集』新潮文庫、安藤一郎訳より「声楽の授業」
最初は、思い込みの激しい公私混同な女性教師の小説かと思いきや、読み進めると印象が変わります。透けて見える男の不誠実さ、それを信じたくない女。女の感情にあわせて流れる歌。
きれいに流れる起承転結、めでたしめでたし、後は知らないよという終わり方なのか?
いつも感じることですが、読書会の小説は好き嫌いでないところにあるなにかが出てくる感じがおもしろいです。

次回読書会は、11月11日(土)19:00~22:00
参加費:500円司会:山口俊之介
司会者が持ってきた掌編小説を、その場で読んで感想を言い合うスタイル。
準備なし、手ぶらで参加できます。

問合せ、申込みはchidokusho11@gmail.com
上神(ウエガミ)まで