読書会ふしぎらです。12/9(土)は今年、最後の読書会でした。
司会の中川さんが用意したのは、意表をついて江戸川乱歩「押絵と旅する男」(新潮文庫『江戸川乱歩名作選』より)
押絵がなんだかわからなかった私ですが、他の参加者はみなわかっていました。
厚紙に布を貼って造形するもので、立体的な絵で羽子板で人物を造形するものです。
その押絵と旅する男に会う私の話です。
夢かうつつかの幻想的な世界に、古びた双眼鏡と黒繻子の風呂敷に包まれた押絵の 仕掛け。八百屋お七、浅草凌雲郭、生きている押絵…自分だけでない、角度、視点、そして自分の認識のずれのようなもの。なにが本当かわからないまま、押絵と旅する男は去って行き、今年の読書会も去って行ったのでした。
12月ということで、私の用意したおやつはシュトーレン。他に2つのシュトーレンの差し入れがあり、シュトーレン食べ比べ読会も休憩中に開催。どれもそれぞれにおいしかった。
ということで、次回は来年です。
初めての方も歓迎です。
1/13(土)19~22Spaceえんがわinnにて
参加費:500円
司会の用意した掌編小説をその場で読んでその場で感想を言い合う形をとっています。
手ぶらで参加できます。
問合せ、申込chidokusho11@gmail.com上神(うえがみ)まで