palmbooks

2月10日土曜日、「読書会ふしぎら」を開催しました。

今月の掌編小説はpalmbooksのアンソロジー「palmstoriesあなた」より大崎清夏 の「眼鏡のバレリーナのために」



心の声なのか、独り言なのか、SNSへの投稿のような主人公のつぶやきで小説は進んでいきます。
すべては主人公からみたお話で、本当はどうなのかは読み手が考えるしかない。
最後の「あたしたちは、さびしいね」はいったいどういう意味なのか、そしてタイトルの「眼鏡のバレリーナのために」のためには、いったいどういう意味なのか。おかげでなのか、純粋にあなたのためにといった意味なのか、せいでというような意味なのか。
語り尽くせず、「このテーマは話せなかったね」と最後に言う場面もあるくらいあっというまに時間のたった読書会でした。

palmbooksは、今回始めて知った出版社なのですが、この「palmstoriesあなた」が2冊目とのこと。
手のひらを名前に持つ出版社のことも楽しみな読書会になりました。

次回は3/9(土)19~22
場所:spaceえんがわinn
参加費:500円
司会:山口峻之介
問合せ、 申込はchidokusho11@gmail.com上神まで