読書会ふしぎらです。12月14日土曜日、今年最後の読書会を開催いたしました。
今回の掌編小説は、大西巨人編『日本掌編小説秀作選下花·暦編』より中野重治著「おどる男」
1948年(昭和23年)に書かれた小説とは思えないほど、読みやすくみずみずしい文章で、ところどころに時代を感じさせる事象があるものの今にも通じる小説でした。
中野重治を、個人的には初めて知ったのですが、いろんな人に影響を与えた小説家にとどまらない人物だったようです。ふしぎらの第1回でとりあげた佐多稲子とも縁があったようです。リズム感もあり、時にユーモアを感じる文章に、他の中野重治の作品を読んでみたいと思うのでした。
今年も最後となりました。
来年も読書会ふしぎらをどうぞよろしくお願いします。
次回読書会は1月11日土曜日18〜21
参加費/500円
司会者が選んだ掌編小説をその場で読み、感想を言い合う形をとっています。どなたでも手ぶらで参加できます。
お申込、お問合せはウエガミまでchidokusho11@gmail.com