雫のしたたる緑いっぱいのしんとした庭に、文章を読み上げる声が響きます。

心遊ばせる文章教室心遊目想です。

6/4日曜日は雨上がりの気持ちの良い朝でした。
雫のしたたる緑いっぱいのしんとした庭に、文章を読み上げる声が響きます。

自分の書いた文章を自分で読み上げるのが、この文章教室の約束です。
そういえば、文章を交換して他の人の文章を読み上げる、ということも以前企画しました。ただ書いておくのと、声に出して読むでは文章の印象が違うことにも気がつきます。
読んでいる途中で、「あ、これはわかりにくいから言葉を変えるわ」ということもあります。

次回文章教室は7/2(日)9:30~11:00位まで
講師:川崎少百合
参加費:1500円
どなたでも参加できます。問合はchidokusho11@gmail.com上神(ウエガミ)まで

5/13(土)の夜は読書会でした。

5月の掌編小説は、白水社『人類対自然』ダイアン・クック著、壁谷さくら訳より「漂流物」
自由奔放に生きている若い女性の洗い上がった洗濯物の中に、なぜか知らない名前のついた洗濯物が混じっている。ファンタジーでもなくホラーでもない話。
前半は、自分の部屋に異物(自分が持ち込んだモノでないモノ)があることの怖さやあっても怖くないなど、その入り込んだ洗濯物の話に終始しました。
後半、徐々に人として女性の生き方へと話は進んでいき、なるほどだから本のタイトルは『人類対自然』なのね、と思い至り、着地した感じ。

いつもに増して雑談が多く雑談のなかから出てくる小さなキラリと光るものをキャッチする感覚を大事にしたいと思う土曜の夜でした。

読書会ふしぎらは、どなたでも参加できます。手ぶらで参加して司会者の持ってきた掌編小説を一緒に読んで感想を言い合うスタイル。感想を聞いているだけでもかまいません。

次回読書会は6/10(土)19~22
司会:古味祥吾
参加費:500円
申込、問合はchidokusho11@gmail.com

【朗読と本のサロン】の風景

4/16 第52回【朗読と本のサロン】終了しました。
新緑鮮やかな中で、皆様に本の世界を楽しんで頂きました。
ご来場くださった方々ありがとうございました。

次回は・・
夏に聴きたいお話、ワクワクドキドキするお話。ゲストは木村陽子さんと仲間たち(予定)

日時  7/30  13:30〜15:30
参加費 ¥500-(高校生以下無料)ハーブティー、お菓子付
予約  090-4075-4407(齊藤)お早めの予約をお願いします

第2土曜は読書会です。19~22時

こんばんは、読書会ふしぎらです。

今日第2土曜は読書会です。雨の降る寒い夜には、ミヒャエンエンデがよく似合います。ジャーマンカモミールをブレンドした三年番茶を飲みながら、語り合いました。
岩波現代文庫、ミヒャエル・エンデ著、丘沢静也訳『鏡のなかの鏡』から「大理石のように蒼ざめた天使が」難解な小説に四苦八苦「人はこんな風に読むんだなあ」「言語化できない感想を言語化して回りをグルグル回りながら少しでも近づく」など、そもそも読書会とは、という話にもなり。
エンデの作った鏡のなかの迷宮に迷い込みました、読書会ごと。
タイトルになっている1文目のセンスが最高。エンデの世界にどっぷり浸かりました。

次回読書会は5/13(土)19~22
参加費:500円
司会者が用意した掌編小説を一緒に読んで感想を言い合うスタイル。
どなたでも参加できます。申込、問合せはchidokusho11@gmail.com上神(ウエガミ)まで

次回の文章教室は5/7(日)

心遊ばせる文章教室心遊目想です。少し肌寒い4月2日、文章教室を開催しました。

今日の文章は5つ「私ときもの」「朝子さんちの出窓」「『夢の庭』原稿より 頂いた原稿あれこれ」「創樹文庫と私」「家族のふれあい(課題)」
以前にも書きましたが、2018年からえんがわで開催するようになった文章教室。文章教室としては2回目の同人誌を作ることになりました。
まだ少し先にはなりますが、できあがったらえんがわにいらっしゃるみなさんにも読んでいただきたいなあ、と思っています。

次回の文章教室は5/7(日)9:30~11:30位まで
参加費:1500円
講師:川崎少百合
自分で書いた文章をその場で読んで発表するスタイル、みんなで感想を言い合います。
どなたでも参加できます。
お問合せ、申込みはchidokusho11@gmail.com上神まで

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カルペ・ディエム

読書会ふしぎらです。

今宵は、2回目のルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』から「今を楽しめ」
ラテン語で、カルペ・ディエムとルビがふってあります。
最後のコーヒーを煎れて、階段に座るシーンが心に残りました。
なにかただ日常のなかで、焦りが消えて今にいることを感じられる小さな話でした。

次回読書会は4/8(土)19~22会費:500円手ぶらで参加できます。
問合せ、申込みはchidokusho11@gmail.com上神(ウエガミ)

心遊ばせる文章教室心遊目想

今日3/5日曜日は、心遊ばせる文章教室心遊目想でした。

集まった文章は5つ「アール君のひとりごと」「銀杏に思う」「黒猫まりちゃん」「わたしの子ども時代」「暮らしのお片付け」

同人誌をつくること、個々人の文章をまとめた冊子を作りたい人はつくることに決まりました。
今回も決して若くはない私が聞いても「そんな時代もあったのだなあ」と思える文章がありました。
戦後すぐに和子という名前が増えたというのも、納得ではあるけれどその時代を生きた人から聞くとまた感慨深いです。

さて、次回4月も文章教室は続きます。心遊ばせて文章を描いてみたい方はぜひ。
4/2(日)9:30~11:00参加費:500円講師:川崎少百合(脚本家)
申込、問合せは上神(ウエガミ)までchidokusho11@gmail.com

読書会ふしぎら

読書会ふしぎらです。

2023年最初のお話しは、ふしぎら初登場川上未映子著『春のこわいもの』より2編、「青かける青」「花瓶」
前半、生々しさが気持ち悪いのか悪くないのかで延々と話が続きました。気持ち悪いという感覚を言語化することの難しさ、説明できないことを共有することの難しさ。相容れないことを理解できないとして、シャットするのではなく会話を重ねることができるのが、いいです。]

次回読書会ふしぎらは
2/11(土)19~22参加費:500円手ぶらで参加できます。
問合せ、申込みはchidokusho11@gmail.com

朗読と本のサロンより

あけましておめでとうございます。

昨年はたくさんの皆様が朗読を聴きにいらしてくださいましたありがとうございました!!
今年もえんがわさんに場所をお借りして「来て良かった!」と思ってもらえる朗読を心掛けていきたいと思っています。どうぞ宜しくお願いいたします。

さて、前回は昨年12月25日、第51回朗読と本のサロン無事に終了しました。
クリスマスというのにたくさんのお客様がいらしてくださいました。ありがとうございました!
「あきいろ工房」さんによる人形劇にお子様も大喜び!クリスマスの話にはちょっとホロッとなさる方も。

次回は 4月16日日(日)13:30〜15:30頃
資料代 ¥500-(高校生以下無料)ハーブティー・ミニお菓子・手作りお土産付
ゲストは佐藤徳子さん
予約・問い合せ先090-4075-4407 (齊藤)
※先着20名様とさせて頂きます。(但し状況により変更の場合あり)お早めの予約をお願いいたします。齊藤雅美

読書会ふしぎら次回は12/4(日)15~18時です。

読書会ふしぎらです。
今夜の読書会は、堀江敏行『戸惑う窓』から「韻を踏んだ四行詩」ヤニス・リッツォスの詩をとりあげた散文は、難解です。
落語の枕のように、窓について語られたあと、リッツォスの詩に入るのですが、はじめは全体の意味を全くつかめませんでした。
中盤以降の司会者古味さんのさすが解説のおかげでなるほど、パズルのピースがどんどんはまっていくように全体を読み通すことができました。
モンドリアン風の碁盤目のような構成の意味も、決して整然と揃っているわけではないという意味がとれると、なるほどという感じです。
「四つの窓は韻を踏んだ四行詩」詩の1節を手がかりに、音、匂い、風、雨などで韻を踏んでいくリッツォスの詩が引用されています。
今は亡きギリシャの詩人に興味がわいてきたのでした。

次回読書会ふしぎらは昼間の開催です。
12/4(日)15~18時
司会 :古味祥吾
参加費 :500円
お申し込み、お問い合わせはchidokusho11@gmail.com

手ぶらで参加できます。

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