2月から第2日曜日は『huset / フーセット』が始まります。

第一回目の2月9日は、宮田、荻野、高谷から、デンマーク、ドイツでの生活での経験談を元に、なぜこのような会が必要だと思ったかを紐解いてみようかと思います。
この会がどんなことに繋がりそうか、皆で対話しましょう。

時間:14~16時(それ以降も居たい方はどうぞ)
※何時にきても、何時に帰ってもかまいません。
※外に散歩に行っていることがあるかもしれません。
参加費:1回1000円

【デンマークの家】
デンマークでは4軒以上の個人宅で寝泊まりさせてもらいました。(宮田)
家をシェアすることが当たり前の文化ならではの、家族や友人、老若男女が集まって、ただ皆が存在できる場所。
温かい空気が流れ、とても居心地が良い。
伝える人、聴く人、読む人、食べる人、作る人、居る人。
それを助長しているのが対話。その場にいる人と、その場を楽しむ。
べつに面白いことを言おうとしなくても、凄いことをやっていなくても良い。
気を使うことはあっても、気を使い合って、顔を見合わせることはない。
やりたければ手をこっそりでもあげて、やってみれば良い。
そんな対話の中で、野菜や植物の育て方、道具の扱い方、一見なんでもないような文化が大事に引き継がれています。

主催:宮田尚幸、荻野章太、高谷明子
連絡先:info@nao-kogei.net

宮田 尚幸(Naoyuki Miyata)
1987年生まれ、東京都出身。自身が福祉だと感じるものごとの、製品のデザイン、ブランディングを17カ国を周った経験を活かし行う。その傍ら、デンマークのオーダーメイドの杖の工房「Vilhelm Hertz / ヴィルヘルムハーツ」の一員として、美しい杖を日本・アジアに広める活動を行う。対話会や執筆活動を通して、デンマークの思想を自分なりに伝え、生きにくさを感じている方への小さな拠り所や歴史を引き継げる場を作ることを模索中。
大学卒業後、文具雑貨のデザイン・ブランディング、服飾雑貨のデザイン開発に従事。質の良いものを長く使うこと、環境への配慮の大切さに気づく。2018年デンマークのEgmont Højskolenで福祉に出会い、モノづくりを通して貢献したいと思い、留学中に出会った「Vilhelm Hertz」にて半年間住込みで働く。デンマークで、幼い頃から抱える生きにくさが軽減したことで、その思想に強い関心を抱いている。帰国後、尚工藝を立上げ現在の活動に至る。

荻野 章太(Shota Ogino)
1984年生まれ。ドイツ・デュッセルドルフ出身。2007年から「積水ハウス」にて不動産コンサルティング営業を経て、美術見本市「アートフェア東京」の法人営業を担当。アートの多様な可能性を地域社会に活かすべく、2016年に児童発達支援事業所「すこっぷ」を立ち上げ、園長として活動。その経験から、障害は障害者ではなく社会にあることを実感。人がその人らしくいられる多種多様な居場所をまちにつくるため、2018年に東急株式会社へ入社。

高谷 明子(Akiko Takaya)
1984年生まれ、神奈川県出身。 大学卒業後、13年ほど高齢者介護に携わる。
世界の高齢者介護を体感するため、28歳で単身アメリカへ渡米。日系高齢者施設にて介護士をしながら、現地大学にて栄養学・調理学を学ぶ。介護士・調理師として4年間滞在。帰国後は、日本の介護士不足を打破するため、フィリピンで開催された介護士育成プログラムに留学。 福祉先進国であるデンマークに興味を抱き、2018年8月から12月までノーフュンスフォルケホイスコーレに滞在。デンマークの人間•福祉教育に感銘を受け、日本に繋げることを決意。現在は、福祉大学にて介護実習教員及び助手を務めながら、大学院へ通学中。