手ぶらで参加 できる読書会『ふしぎら』

読書会ふしぎらです。

10月12日ぶな市のあった夜に、読書会を開催しました。
名残りのお花が美しかった。

今回の掌編小説は、河出文庫『忘れられたワルツ』絲山秋子著より、「忘れられたワルツ」

主人公風花のかゆみを通して、他人とは分かち合えない悲しみを感じます。わかりやすい文章なのだけれども、まったく違う受け取り方をして、感想を言い合うなかで、ああそうだったのか、という気づきがたくさんありました。
風花の父と風花の悲しみの表現が正反対で、それもまた気づきがありました。
最後の一文は、狂気に囚われたのか、そうでないのか、それとも安心感なのか、読み返してもわからないままです。

次回は、11/9(土)18:00〜21:00
司会 山口
参加費:500円
司会者の用意した掌編小説をその場で読んで、感想を言い合います。手ぶらで参加できます。

お問合せ、申込はウエガミまでchidokusho11@gmail.com

書き続けることの意味や、人に伝える、伝わることの意味

心遊ばせる文章教室心遊目想です。
台風雨の合間を縫うように、9月1日日曜日、文章教室を開催しました。集まった文章は4つ。

「赤金、右靴嬢の嘆き」「鋼鉄人間バイクライム(仮題)」「桜ヶ丘の姉妹その3」それから、書きかけだけどということで「『野菊の如き君なりき』の感想」です。

最近先生から、少しずつ構成のことのお話や、文章を書くときの視点のお話がでてくるようになりました。
拙くても、まとまってなくても、書き続けることの意味や、人に伝える、伝わることの意味を感じた雨の合間の文章教室でした。

次回文章教室は
10月6日日曜 9:30〜11:30
講師:川崎少百合(脚本家)
参加費:1500円見学もできます(参加費500円)

ジャンルなく、自分で書きたい文章を持ち寄って、その場で読んで意見を出し合い、その後講師が簡単な添削をする形をとっています。

問合せ、申込はchidokusho11@gmail.comウエガミまで

「蛸の言い分」

読書会ふしぎらです。

夏休みがあけて初めての読書会を9月14日土曜日の夜に開催しました。
今回の掌編小説は、光文社古典新訳文庫『薔薇とハナムグリ』モラヴィア著、関口英子訳より「蛸の言い分」

まだ読む前から、蛸についての話で盛り上がりました。
蛸(蛸)は知能的に犬よりも優れている部分があると初めての知りました。長期記憶も短期記憶もあるのだそうです。

さて、「蛸の言い分」です。のっけから漁師に捕まった蛸がしゃべりはじめます。蛸の運命の話です。途中から蛸のことなのか人間のことなのか、わからなくなってきたりもします。そして、これでおわりのかと思ったら、最後にもう1段ある。モラヴィアのシュルレアリスムが光る終わり方でした。

次回読書会は
10/12(土)18時〜21時
司会:櫻井
参加費:500円
司会者の選んだ掌編小説をその場で読んで感想を言い合う形をとっています。どなたでも、手ぶらで参加できます。お問合せ、お申込はウエガミまでchidokusho11@gmail.com